『蘊承軒•国際文化芸術窓口』 連載之七十八 2019船場まつり・『船場書画展 日中友好大阪画院展』3日目

『蘊承軒•国際文化芸術窓口』連載之七十八

2019船場まつり・『船場書画展 日中友好大阪画院展』3日目

船場祭的第三天「船場祭」例行的御神輿巡行。我與難波神社神輿会会長・船場商業中心大廈連盟的池永純造会長一同早上很早來參加了神輿祈願及巡行。

去年我的记事里就对御神輿巡行做过这样简单的介绍:大阪最具代表性的稲荷社自古以来被广泛信仰的博労稲荷(大阪市中央区)的御神輿巡行,勇壮的「男組」和華美的「女組」肩担着神輿,把祭節的熱鬧氣氛推向高潮。这一巡行作為『船場祭』的一環,在平成24年休停約長达50年之久后才恢复了活動,到今年是第8年了。祈祷商業買賣繁盛,博労稲荷(難波神社的摂社)的御神輿今年也在船場地域的街巷列队緩步前行。特别是这2019年船場祭經過了去年的10周年,今年已經是第11年了。

我到達難波神社与举行御神輿巡行的人员匯合,如每年一样上午9時开进行肩担神輿的最終排練,接着男組、女組等参加者全員在神社主堂进行了祈祷儀式。以前池永純造会長給我講過日本的神輿和神輿巡的由來:“御神輿”是为了商業買賣繁盛的神(博労稲荷社的神様)能方便与大家見面,向神社供奉的神的御魂祈祷『安全和商業買賣繁盛』后,将乘着神的神輿用肩膀担起在商店街巡行。让即使不能去神社参拜的更多的人通过这神輿也能与神结缘,得到神的祝福、获得神赐予的更大的力量……

我與大家匯合後,看到一位初次參加的中學生很禮貌的與到來的每一位前輩問候請多關。池永会長很開心的對我說「這個孩子是今年這裡最年少的」。在最終的巡行演練時,竭盡全力將神輿担在肩上個子和體力都不及前輩的最年少男孩,看到他那似在告訴大家他一定要把民間傳統堅持下去的堅定眼眸……有熱心並有行動的繼承傳統的年輕人真的在這裡,我感動傳承後繼有人!

難波神社是心斎橋筋、船場心斎橋商店街区域的共同信仰,池永先生率领巡行队伍边为「船場祭」献礼的业主送上“買賣繁盛”的众人一心的『船場締』击掌祝福和回礼,边指挥肩担神輿,口中齊頌着祝福从商店街熱鬧的走過。

午飯後我和「船場書畫展」的服務人員高原桑趕到船場中心大厦6号館的『船場祭釜茶会』,向裏千家左近宗真先生问候。每年的船場祭,無論多忙,我都一定會留出去問候左近先生的時間。左近先生身著平常服或和服,都是那么的优雅美丽,特别喜欢她那集美、知、心、技于一身的气质。她是受人尊敬和受弟子愛戴的茶道先生。左宗先生這次特別給我講了很多日茶道的禮儀作法和如何鑒賞茶具,又品嘗了她弟子精心准备的茶点・・・我暗下決心來年我一定拜左近先生為師學習茶道…與左近先生和她的弟子一同愉快的拍照留念後,我又与高原桑懷著滿滿的幸福感匆匆赶回「船場書画展」現場。

見證感動震撼著池永純造会長和地域人為地域文化的繁榮和傳承的熱情和努力,也看到年輕一代切實的敬意和決心,對大阪船場地域人我不覺發自內心的謝意溢滿心間:「毎年這麼多的感動,真的很感謝」!就像在我的會場接受著來場日本人的感動和謝意一樣「讓我們看到這麼多種類和風格多樣的水墨畫,真的很感謝您」・・・

『船場書画展・日中友好大阪画院展』又一次切實的走近地域人的的心裡,藉此篇末獻上我深深的謝意和祝福。

【日本語】船場まつり3日目の10月6日は、毎年恒例となった神輿巡行です。難波神社神輿会の会長もされている船場センタービル連盟の池永純造会長と一緒に、私も朝早くから神輿祈願から巡行まで参加させて頂きました。

昨年もこの新聞記事でご紹介しましたが、大阪を代表する稲荷社として古くからあつい信仰を集めてきた博労稲荷(難波神社摂社・大阪市中央区)の神輿巡行は、勇壮な『男組』と華やかな『女組』がそれぞれに神輿を担いでお祭り気分を盛り上げるのです。この巡行は『船場まつり』の一環として平成24年におよそ50年ぶりに復活し、8年目となる今年も商売繁盛を祈願して、博労稲荷の神輿が船場の街を練り歩きました。特に2019年の今年は『船場まつり』が始まって10周年の節目を超えて11年目となります。

当日朝9時、私は神輿巡行に参加される皆さんと難波神社で合流しました。池永会長をはじめ船場地域の方々は地域の伝統文化を維持し、次世代に確実にバトンタッチ出来るように努めています。今年初めて加わるという一人の男子中学生が、その場に居た一人ひとりに丁寧に挨拶をしていました。池永会長は「この子がこの中で最年少だよ」と嬉しそうに話してくださいました。

今年も朝早くから集まって最終リハサールを行い、『男組』『女組』の神輿巡行参加者全員と関係者が難波神社の本殿で安全祈願の御祈祷を受けました。最終リハサールの時も巡行の時も、神輿を肩に一生懸命担ごうとするものの、今は背も力も先輩達に届かないこの最年少の男の子の真剣な眼差しを見て、伝統を受け継ぐ熱意と行動力のある若者が確実にここに存在して居る事に感動しました。その後いよいよ神輿巡行が始まりました。

以前、池永純造会長が私に日本の神輿と神輿巡幸について丁寧に解りやすく説明してくださったことを思い出しました。商売繁盛の神様(博労稲荷社の神様)に多くの人がお会い出来るように、神社に祀られている神様の御魂に『安全と商売繁盛』のお願いをしてから神輿に乗って頂き、皆でそれを担いで商店街を「巡幸」するのです。様々な理由や都合で普段から神社にお参りに行けない人でもこの神輿の巡行を通して神様とご縁を頂ける、神様の偉大なお力を授かって幸せになれる、という優しい考えから生まれた行事です。

難波神社の氏子地域であるせんば心斎橋筋・船場心斎橋商店街の区域において、ご祝儀頂いた方々への『船場締め』を行ないながら、きらびやかな神輿が賑やかに渡って行きました。因みに『手締め(てじめ)』とは日本の風習の一つで、物事が無事に終わったことを祝ってその関係者が掛け声とともにリズムを合わせて打つ手拍子のことで『手打ち』とも言います。大阪には『大阪締め』という独特の手打ち方法があることが広く知られていますが、その中でも更に船場は船場独自の『船場締め』という手打ち方法を今に伝えています。

昼食後は、私と私の研究室の会員である高原さんと二人で、船場センタービル6号館で開かれている裏千家茶道・左近宗真先生のおもてなし茶会『船場まつり釜茶会』にもお邪魔しました。

左近宗真先生は私が大尊敬するお茶の先生です。船場まつりの時、どんなに展覧会が忙しくても左近先生にご挨拶に行くと私は心に決めています。先生は着物姿も洋服姿もどちらもステキな美・知・心・技を兼ね備えた日本女性で、私が大好き・大尊敬する方の一人です。『船場まつり』で本格的な裏千家のお茶を堪能できることはとても幸せなことです。大尊敬する左近宗真先生にご挨拶をして、先生のお弟子さんが立てた美味しいお抹茶と季節の和菓子を頂きました。左近先生は特別に日本の茶道について語ってくださいました。来年こそ、念願の左近先生のお教室へ入門したいと思いました。左近先生とお弟子さんと一緒に記念写真を沢山撮って、私と高原さんは幸せな気分で『船場書画展』の会場に急いで戻りました。

池永純造会長をはじめ、地域の方々が一丸となって船場の街の大切な伝統と文化を未来に確実に伝えていこうとするあつい情熱と姿勢、そして若い世代がそれを敬意を持って受けとめ、受け継ごうとするその情熱と姿勢に今年も心打たれた私でした。心から「毎年、沢山の感動をありがとうございます」と自然に感謝の言葉が出てきます。ふと、展覧会で「沢山のジャンルの絵画を見ることができた。ありがとう」と感謝の言葉をお客様から頂いたことを思い出しました。

『船場書画展・日中友好大阪画院展』は地域の皆様、そして船場センタービル連盟の池永純造会長をはじめ多くの方々のあたたかい支援を頂き、今年も大団円に幕を閉じました。この場をかりて、心からお礼申し上げます。蘊承軒・大阪画院は、船場地域の文化と芸術の発展、そして国際交流に微力ながら貢献できることを光栄に思っております。また大阪画院の会員の皆さんにも改めてここで感謝の意をお伝えします。

執筆者:李留雁